問題点その2
職場が変われば、そこで今まで積み重ねてきた地位やキャリアはなくすことになります。
これまでの仕事を新しい仕事に生かせていると答えた人は、50%程度だったそうです。
経験を生かすことなく新しい職場で働いていると答えた人は25%もいたそうです。
しかし技術職や専門的な仕事をしてきた人の場合は、約80%の人が経験や知識を生かして転職先でも仕事ができているそうです。
企業の財産はそこに働く人、社員であるという言葉をよく耳にします。
社員一人を一人前にするまでにかかるコストも半端なものではありません。
研修を行ったり、住居を与えたり、多くのコストがかかります。
せっかく仕事を覚えて一人前に働けるようになったところで辞められては、企業のかけてきたお金は無駄となり、大きな痛手となります。
このようにして知識や経験を得た人たちが、次にそのキャリアを全く活かすことなく就業していることは、強いては日本の社会全体の痛手となるわけです。
また年金などについても問題があります。
転職者は退職金や企業年金などについて、ずっと働いてきた連続勤務者よりも不利になることがあります。
給与が下がる場合、そのときの給与だけではなく将来の年金についても影響があることを知っておかなければなりません。
これらの問題点があることを十分に理解した上で、そのリスクを負う覚悟が必要なのです。